今年も終わりだねだと あなたが囁いた夜は
月も星も見えない 曇り空の世界
愛を数えて 夢を並べて
白い息に見えた 絆確かめて
降り積もったあの時の 約束を思い返した
二人でつけた足跡 同じ先を見てた
これから先も 同じ未来を
二人寄せ合いながら 歩むと誓った
今年も雪は降らず ロマンのかけらもないけれど
あなたの手の冷たさに 心の温もり感じた
雪が降る時までは 胸に言葉を抱きしめて
あなたと願った約束 叶うのはまだ先で
二人の時間がずれてく 以前のように出逢えず
心と心がほどけて 言葉も触れなくて
宙に舞った あなたへの言葉
抱きしめていたのに ため息と消えた
時間が与えたものは 時に残酷な便りで
愛も夢も揺らいだ 白い息は消えていく
それでも雪は降らず 祈り続けても叶わず
二人が選んだ道は 二度と交わらない
人の心は移り行く 不変の愛は幻想で
ただ雪を待っている 雪は未だ降らない
今年も雪は降らず 切ない心に風が吹く
月も星も見えない 曇り空になったのに
今年も雪が雨に 寒くない冬物語
あなたの手の温もりに 孤独な夜が舞い降りた
さよなら愛しき日々よ まるで雪が溶け行くように
あなたと歩いた道 溶けて足跡が消えた
雪は未だ降らなくて